1. なぜブランド名をマシーン・マシーン・アパレルと名づけたのですか?
私は、E.M.フォースターにより1909年に書かれた「機械は止まる」という素晴らしい短編小説がずっと大好きでした。未来を描いた(そして、たぶん警告を発する)話で、人間性、エンパワーメント(力をつけること)、儚さ、蔓延する技術の真っ只中に存在することと、そこから断絶される恐ろしさを描いています。タイトルから読み取れるように、話の全体像は「機械」が止まった時に明らかになります。私は、このような、自分ですることの大切さや、自分の両手、人間としての強さ、才能を使って熟練を要する作業をすることから得られる真の経験の価値を描く話に強く惹かれます。後に、この話に重ね合わせて目配せするような気持ちで、そして、私の2台のミシンと2つの手に感謝する気持ちをこめて、自分の洋服のブランドを「マシーン・マシーン」と名づけました。
2. あなたの作品の主なコンセプトやテーマは何ですか?
私は、ほとんどの場合、郷愁とモダンさの交わりというテーマに意欲を掻き立てられて、作品をデザインし、縫っています。身に着けられる、けれども、少し無秩序で、着る人が自分のスタイルを主張できる程度に変わっている。そんな作品を、年代物の布と新しい布を組み合わせて作り出すことに強い魅力を感じます。ハワイから生まれる商品に深い情熱を感じていて、私の幸せな島暮らしがブランドにも映し出されてほしいと思っています。
3. あなたの洋服を着るキラ・キラ・ライフのお客様にどのようなことを願っていますか?
私は、ある人や時、場所を衣服を通して連想する時に感じる、あたたかくて、陽気な感覚が大好きです。自分だけにしか意味がなくても、そのような感覚を通して、その衣服は大切なものになります。マシーン・マシーンのお客様は、そのようなことを大切にしているのだと思います。きっと、だから、またマシーン・マシーンに戻ってきてくれるのでしょう。洋服とのそんな関係をとおして、私の作る衣服が何年もの間、お客様にとって意味を持ち、身に着けられるものでいてほしいと願っています。マシーン・マシーンをとおして、世界が喜びと愛にきらめきますように!ありがとう!